訃報
愛媛Dental Diabetes研究会の発足前から、医科歯科連携をライフワークとして尽力されてきました、原瀬忠広先生が去る10月1日、逝去されました。原瀬先生は、愛媛県歯科医師会学術担当理事として、同会と愛媛大学医学部による共同臨床研究の推進リーダーとして活躍されました。その研究成果は、日本糖尿病学会学術集会での口演発表をはじめとして、全国の講演会で登壇され、さらには筆頭著者として学術英文雑誌にも発表されました。
今から12年前、まだ「医科歯科連携」という言葉が一般的でなかった頃から、「新しい時代の歯科医療のあり方」について先生は熱く語っておられました。愛媛からはじまった取り組みは、その後、全国に紹介されることとなり、今や「歯科医科連携」という言葉で「歯科が連携の主役」になる時代が到来しました。
まさにこれからという時に、かけがえのないリーダーを失ったことは、残念でなりません。原瀬先生の思いは、必ずや残された私達が引き継ぎ、さらに発展させて参ります。ご冥福を心からお祈り致します。
令和3年10月
Dental Diabetes研究会一同